「大人の初歩・やり直し」クラスは、中学で学ぶ文法項目を、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングを通して習得するクラスです。
文法事項の説明は、ストーリーや写真、絵とともに文章を提示することで、ダイレクトに文法事項を説明することなしに使い方を理解していただくようにしています。
今週は、「使役動詞」(make/have/let/get~to)がターゲットでした。授業は、原則英語で行いますが、「程度」の違いを提示するときは、うまく説明できる絵を探すのがなかなか難しいです。
でも、今回はぴったりの絵を見つけることができました!画像検索ってほんと、素晴らしい!!
make
make は、強制度が高め。ドラえもんのジャイアンが、ドラえもんやのび太君、スネ夫などを空き地に座らせて、自分は土管の上で歌っています。その歌を強制的に聴かせている絵がありました。
have
have は、「~してもらう」と訳されることが多いですが、意味的には、「人に(~することの)役割を与える」とか、もともとその人が担っている役割のことをやってもらう、という感じです。「大工さんに屋根を直してもらう」とか。今回は、サザエさんがお勝手口にやってきた三河屋(酒屋)のサブちゃんに、ビールを注文している絵を使いました。「サザエさんはサブちゃんにあとからビールを配達してもらうつもりです。」という例文です。
let
let は、その人がやりたいことを「やらせてあげる」という意味の時に使います。こちらもサザエさんから。いくらちゃんが、バブーと言いながら(言ってるかどうかわからないけれど)、瓶に入ったジュースの栓を自分で開けたい!と言ってそうな絵がありました。いくらちゃんのママのたい子さんは、それを止めません。サザエさん、タラちゃんも見守っています。「たい子さんが、いくらちゃんに瓶の栓を開けさせています。」
get~to
get~toは、お願いをして何かをしてもらうときに使います。お願いをしてやってもらう、、、と言ったら、あの漫画、ですよね。「まるちゃん 友蔵」で検索しました。まるちゃんがおじいさんの友蔵におねだりしているシーンがありました。まるちゃんの立場から、友蔵おじいちゃんの立場からのセリフを示すことで、get~toの使い方がより理解できたようです。「友蔵さん、まるちゃんに鉛筆かってくれてありがとう」と私が言いたいです。
インターネットのおかげで、絵の描けない私でも、文法を説明することなしに、ZOOMでも文法の導入ができるので本当にありがたいです。ただ・・・生徒さんが同世代だから良かったというのもあります。今の高校生はサザエさんのキャラクター、知らないようですので。